寝ても覚めても本の虫 児玉 清 新潮社

春にお亡くなりになった児玉さんの読書本。

ちょー面白い本の本。
英米文学はとんとご無沙汰していたので、読んだことある本がほとんどないにも関わらず!ワクワクする書き方!ストーリーが書かれてるわけじゃないのに面白い本。児玉清さんの読破ぶりにめろめろです。
ストーリーはないけれど、何度も読み返したくなる。

英米文学への愛とダンディさがにじみ出る本です。
ダンディには、学者然としたかっこよさと、女性を愛する紳士としてのかっこよさがあるのだなあと思いましたです。


「他人のしていることについて、その人を愛したり憎んだりしない限りあまり興味を持たない。
〜だが愛したり憎んだりする限り、他人について得る情報は間違っていることが多い」
なんてほんと秀逸。人とわかり合いたいけれど、いつまでもたどり着けないのね、、。