書架番号をつけるメリットとデメリット

現在勤務している学校図書館には、書架番号がついています。
公共図書館などでも、よく見るものですね。
個人的にはあまり好きではないです。てへぺろ


なんでかというと、書架番号と請求記号を混同しやすい気がするからです。
生徒にNDCについて教えると、「じゃあこっちの数字は?」と聞かれます。
読み方も、書架番号なら、「ジュウイチ」、請求記号は「イチイチ」と覚えてNE、というのはちょっと難しいんじゃなかろうかと思うのです。
数字じゃなくても、覚えることがいっぱいなのは面倒くさそうです。というかたぶん私なら面倒くさいと思うからです。


メリットもあります。小学生にはあった方が良いと思います。
PC端末で所在確認をした時に、書架を同定できるので、探しやすくなるからです。
こちらが生徒に書架を伝える際にも、番号を言えば解ってくれるので探している本を早く見付けられるようになるでしょう。


でも、やっぱりそれはデメリットで、生徒が自力で本を探せなくなるんじゃないでしょうか。
端末がないと、好きな本を探せなくなりそうです。
また、生徒がNDCをおぼえられなくなりそうです。
「どうせPCで場所を調べるんだから」、と思われそうというのは生徒を侮りすぎでしょうか。
図書館ってよく分からない、と思われるのが一番嫌だなあと思うことです。
数字がいっぱいでよくわからん、と思われそうです。


あとは、受入の際の手間がネックですかねえ。


図書館は、求める情報を効率的に探せるように本が並んでいるところ、と言いますが、
その法則が厳密すぎることになりそうなことが心配です。
本末転倒になりはしないでしょうか。


ここまで挙げてみたけれど、教育的施設だから、やっぱり無くって良いんじゃないでしょうか。
ただのぐだめきですね。終わります。