新世紀書店 北尾トロ ポット出版

趣向を変えて、書店の攻防を学びましょう。


ブックタウン構想!本屋を中心として広がる町並みはとても夢がある。
核を持った企業としての本屋街は楽しそうだ。

これからは古い本と新刊を繋げる手伝いができるとよいとあるけど、やっぱり図書館チックだなあ。
また、読書行為を楽しくするグッズだったり、活字か苦手な人のためのグラビア、趣味との関連も考える余地があるみたい。
お金がない中での学習体験として本屋が機能する例があったけど、それこそ図書館の役割ではないか・・・。
図書館はNDCに制限されるけど、書店も自由というわけではない様子。
複本を複数箇所に置けるのは魅力だと思うのだけど。その代わりに、送られてきた本を独自の棚作りで料理して売っているとのこと。制限の中で以下に輝くか、みたいな?
あと驚いたのが、書店も8割が基本図書で、2割で棚に独自性をつけることがあるらしい。
超意外。たった2割!?それなのにあんなに違って見えるなんて、やっぱり腕だなあと思う。
それと同時に、人間の興味は思ったよりも広くないのかもしれない。


文中では、本屋を本の受取所にしないことが強調されているけれど、、まさに図書館が無料貸本屋にしない!と言ってるのと似てる。
でも今はHonto!とかで結局受取所になっているのでは?とも思わなくもなく。
イベント会場としての書店例は、大人向けの朗読会や、館内にクラシックじゃないものをかけるとか。あまり目新しいとは思えなかった。
娯楽の場としての書店が、かろうじて認められているうちに、図書館もそうでありたいと思う。