教育実習生の図書館利用

追記あり
6月に入って、教育実習生が続々と学校にやってきました。
図書館でも期間限定の利用カードを貸与したり、ちょっとばかりの援助をしています。
そこで、図書館利用案内を作成しました。


実習生は大学生ですから、大学の図書館を活用しているはずですが、同僚を見る限りあまり期待はできません。
ですから、生徒向けの学校図書館案内よりも一歩踏み込んだ内容を多く盛り込みました。


通常は、サービス内容、時間帯、配架図、NDCの説明、調べ物の仕方、ブックリストを載せています。
あまり深く突っ込んだ内容にはしません。図書館に一見興味のない生徒にも、いざとなったら受け止めてあげます、というオーラを出したいので!


実習生向けには、それに加えて、学校図書館の存在意義、レファレンスサービスの利用の仕方、選書方針、選書ツール、選書の意志決定サイクルなど、背景を盛り込みました。
教職課程では学校図書館について学ぶ機会が少なかったです。
そのため、教師の卵に学校図書館を知ってもらいたい、という司書側の洗脳(笑)作戦です。
そのほかには、学校図書館の授業例や、教員に役立つ本の紹介、教科ごとのブックリストを付けました。
ここまで内容を増やすと表裏B5見開き3枚程度になります。
完成したのがこれ。

実は、これのたたき台は前任校の在教員向けの図書館利用案内なのです。そのまま使うのは内容が濃すぎるので、図書委員会や朝読書といった内容は省きました。
本当は在教員向けにも配布したいのですが、転任そうそうやる勇気はなく、、、実習生へのアプローチで我慢しておきました。


配られる時には、パンフレット型になるのが一番捨て辛い(笑)と思ったので、真ん中にホチキスで簡易製本をしました。
普通のホチキスと消しゴムで真ん中に針を打つこともできなくはないですが、専用のホチキスが一番よかったです。
私が使ってるのはほっちくるというもの。

色の変わっている部分が90度曲がります。

冊子をつくるときには、天からホチキスを差し込むことができるので、紙を巻き込んだりしなくてすみます。

芯も普通の芯でOKです。
色は灰色、ピンク、ブルーがありますが、ピンク一番アガる色なのでピンクが良いと思います。


ストレスなく製本できると、また作ってあげましょう♪という気持ちになるので、道具にはこだわったほうが楽ができます。



※追記※
のんきな日記を書いていたら、もっと詳しく書くべきではないか、といわれたので、続きを書きました。
よかったらあわせてどうぞ。
教育実習生への図書館支援