箱庭図書館 乙一 集英社

今日は手帳の話を書こうと思ったんですが、どうしても写真がアップロードできず撃沈です。。。
また明日TRYしてみます凹。


今回は乙一の箱庭図書館。タイトルに図書館があったので選びました。
図書館のなかのドタバタ、と思いきや、ランドマーク的なかんじであまり出てこきませんでした。
街の真ん中に図書館があって、放射状に街が発展しているイメージを持ちました。

わーっと読める。やっぱりさいごのホワイトステップが好きかも。
後悔はなにをやっても残るよね。選択肢があるかぎり。
でもそれは結果であって過程に納得ができてればそれでよいなあ、と思う。
現にあっちの誰かさんは他の選択肢を選んで生きてるんだし。
現実を肯定させてくれる本だった。
あと潮音の本読みながら歩くってのは他人事とは思えなかった。よくやってたし。
このお話は、乙一に送られたストーリーのボツを野村再生工場バリに(古いですね)新しく作り直すというものです。
小説が書きたい人にぴったりではないかしら、と思います。


最後の方に、パラレルワールドについてのお話がありました。
IF、とは人生ではありようがないことだけど、なにか悲しいことがあった後に考えてしまったら、とめることができないのじゃないかと思います。
雪を介して繋がる住人は、物事を受け入れることができたのではないかな。
なにをしても後悔は残ります。
熟考しても、パッと決めても、嫌な結果になってしまったときに納得できるようにするのが後悔をなくすことなのじゃないかな、と思います。


どうしたら温かい記憶だけを背負って生きてゆけるのでしょうね。